ミクシィは5月10日、2007年3月期の決算を発表した。広告収益が順調に売上高は2.8倍、営業利益、経常利益ともに成長となった。売上高は営業利益は経常利益は純利益は11億18億円(同5億7600万円)だった。
売上のうち、mixiが34億6300万円と7割を占め、インターネット求人事業「Find Job!」は13億6700万円。
2007年7月1日をもって普通株式1株を2株に分割する(株券交付日は8月20日)。笠原健二氏は「分割については今後も市場の状況を見ながら判断していく」とした。
ミクシィの業績を牽引したmixi事業の2006年度通期を振り返ると、mixiミュージックやmixi動画などの新サービス追加のほか、mixiモバイルの機能向上による増加などが目立った。
2007年5月10日現在でユーザー数は983万人(2006年3月は340万人)となり、月間PVはPCが69.1億、モバイルが40.3億の計109.4億PVに上る(2007年3月末時点)。滞在時間なども好調で、1ユーザーあたりの月間滞在時間は3時間15分(ネットレイティングスが3月末に調査)。
3日以内のサイトを利用するアクティブ率は64%だった。新サービスではmixi動画が好調だ。
動画がアップロードされており、すでに「国内最大級の規模」(笠原氏)。笠原氏は、2006年8月に上場したことで認知度が向上したこともユーザー数・PV増加の要因となったとしている。
大手クライアントからの広告出稿も続き、「広告単価は如実に上がっている」(笠原氏)。4Qではおり、モバイル広告の単価も3Qは0.01円だったが、4Qでは0.01円から0.014円となっているそうだ。ターゲティング広告、クチコミ広告、「mixi×ドラマ」といった特徴を活かした広告商品も貢献しているという。競合を意識することはないという。
mixiモバイルの競合と昨年から大きくユーザー数を伸ばすモバイルSNS「モバゲータウン」について感想を求められると、「mixiとモバゲーの違いは2つある。1つはユーザーの年齢層で、モバゲーは10代が中心だが、mixiは18歳未満の利用を禁止している。2つ目はリアルとの結びつき。mixiは招待制であるため、リアルの人間関係に基づいている。モバゲーは基本的にリアルにひも付いているわけではなく、実名登録、実際に会うことは禁止されている。両サービスを使っている人から見れば、コンセプトは違って見えるはず」と述べた。予定については、当面は動画・音楽、携帯電話向けサービス全般を随時強化していく方針。
そのための資本・業務提携には前向きで、M&Aも視野に入れているという。笠原氏だが、「(M&Aに)否定的なわけではない」という。